
Korean
Kimchi Jjigae (Kimchi Stew)
出典: 伝統
料理歴30年がひと皿に。醤油とにんにくの鶏ももには薄力粉から片栗粉、塩とごま油の手羽先には強力粉。どちらも揚げて、3分休ませ、もう一度揚げる。
出典
レシピ提供 笠原将弘 · 👨🍳 シェフ · 笠原将弘 — 日本料理人、東京・恵比寿「賛否両論」店主
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【賛否両論】笠原将弘の料理のほそ道 — 笠原将弘がYouTubeチャンネルを開設した最初の動画で、『料理歴30年かけてたどり着いた「最高の唐揚げ」』として公開されている。3〜4人前の材料一式と番号付きの作り方が動画の概要欄にテキストで公開されており、ここの分量はそこから直接とっている。この一皿は実質二種類の唐揚げ。鶏ももは醤油・酒・にんにく・生姜の下味に漬け、薄力粉をねっちょりするまで混ぜてから片栗粉をまぶす。手羽先はフォークで穴を開け、塩・にんにく・ごま油に漬けて強力粉だけをまぶす。どちらも170℃で3分揚げ、油から上げて3分休ませ、空気に触れさせながらさらに2分ほど揚げる。
料理人: 笠原将弘
Watch it being made
鶏ももを掃除し、大きめの一口大に切る。思っているより大きく切ることで、中がジューシーに残る。
鶏ももに下味をもみ込む。醤油大さじ3、酒大さじ3、砂糖小さじ2、おろしニンニク小さじ2、おろし生姜小さじ2、塩2つまみぐらい。30分以上おく。
💡 「30分以上」は提案ではなく彼の設定した下限。下味の足りない唐揚げは衣の味しかしない。
手羽先は全体にフォークで穴を開け、別の下味——塩小さじ1、おろしニンニク小さじ2、ごま油大さじ1——をもみ込み、こちらも30分以上おく。
💡 同じ鶏でも下味は全く別。ももは醤油の甘辛、手羽先は塩とごま油。その対比こそがこのひと皿の狙いで、同じレシピを二度作るのではない。フォークの穴も重要——手羽先は皮が張っていて、そうしないと味が入らない。
鶏ももの下味が入ったら、ボウルに溜まった余分な汁気は捨てる。
💡 省かないこと。ボウルに残った漬け汁は粉を水っぽい衣に変え、油の中で剥がれ落ちる原因になる。
鶏ももに薄力粉を加え、全体がねっちょりするまで混ぜ合わせる。
💡 ここでは粉をはたくのではなく、ペーストを作っている。薄力粉が肉に残った下味を吸って自ら貼り付く。そのペーストの層こそ次の片栗粉が掴む足場であり、彼の衣が剥がれない理由。
そのねっちょりした鶏ももに片栗粉をまぶし、二度目の衣をつける。
💡 異なる二つの粉を、この順番で、意図的に使う。薄力粉だけでは白っぽくパンのような衣になり、片栗粉だけでは掴む足場がなく剥がれる。貼り付けるのが粉、砕けるのがでんぷん。
揚げ油を170℃に熱し、鶏ももを3分揚げて取り出し、網に上げる。
油から上げて、きっかり3分休ませる。
💡 休ませるのはサボりではなく調理。熱い衣からの余熱が冷たい中心へ伝わり、油で乾かすことなく穏やかに火を通す。彼の鶏が中までジューシーで、一度に揚げ切ったあなたの鶏がそうならない理由。
2度目、2分ほど揚げる。このとき油から上げ下げして、空気に触れさせながら揚げる。
💡 鶏を油から持ち上げるのは飾りではなく、彼の具体的な指示。空気に触れるたび表面の水分が一気に飛ぶ。それが衣を、ただ茶色いだけでなく本当にカリッとさせる。
手羽先は強力粉のみをまぶす——片栗粉も、二重の粉もなし——170℃で3分揚げて取り出す。
💡 強力粉は三つの粉の中で最もタンパク質が多く、揚げると硬くゴツゴツした、ほぼザクザクの殻になる。皮とコラーゲンを噛み切る手羽先にはその硬さが合う。ももに使えば重すぎる。
手羽先も3分休ませ、さらに2分ほど揚げる。
手羽先はしっかり油をきり、まだ熱くツヤのあるうちにホワイトペッパーをふる。
💡 黒ではなく白胡椒。木のような香りではなく華やかで鋭く、しかも手羽先にだけ。ひと皿の二つの顔を最後まで分けておく仕上げの一手。
同じ油でパセリを数秒素揚げし、鮮やかに透き通ったら引き上げる。それぞれ器に盛り、レモンと素揚げしたパセリを添える。
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